矢沢隆夫です。

走行距離30km台。

心身共に、一番しんどい
地点です。

10月初旬にしては、
例年より
暑かったことが
災いし、

道路の両脇には、

疲労、
筋痙攣、
脱水などなどで、

倒れている人、
バテている人・・・

が例年より
多い印象。

声援に
元気づけられながらも、

私も
心身ともに、
疲れきっていました。

そして
何を思ったのか、
私は、

ゆっくり走りながら、
道路脇で
バテている人たちや、
救護室で
倒れている人たちに、

声かけをしだしたのです。

「自分の握りこぶしを
膝裏にあてて、
ストレッチすると、
腸脛靭帯の過度の緊張が
ほぐれますよ」

「塩飴なめているだけじゃ、
だめ。塩分足りません。
塩をなめてください。」

「大丈夫ですよ。
苦しいのはみんな
同じ。ゆっくりで
いいから、一緒に
行きましょう」・・・

・・・・

声かけが
きっかけになって
また
走り出す光景は、

とっても
感動的。

声かけして
人をサポートしているのに、

自分がサポートされて
元気を
もらっているような
感じでした。

救急病院で
仕事をしていた
時に、
夜通し、
急患対応に追われ、

疲れきった自分を
鼓舞しつつも、

救命し得た
患者様が
元気に
回復していく様子を
みて
逆に、
自分が元気を
もらう感覚・・・・

に似ています。

そして
37〜38km地点。

なんと、
そこに
Qちゃん(高橋尚子さん)
がいました。

Qちゃん、曰く、

「がんばった、
がんばった、
よくがんばったよ。

ここ苦しいところなんだ。
私もいつもそうだった。

よくわかるよ。

がんばった、
がんばったよ・・・」

そしたら、
不思議、不思議・・・

倒れている人たちへの
声かけで、

逆に
元気をもらい、

Qちゃんの
言葉で、

心も体も
軽くなったのです。

魔法にでも
かかったみたいに・・・

そして
陸上競技場に
入り、
ラストラン。

6時間を超えましたが
清々しい気持ちで、
フルマラソンを
完走しました!

いやあ
それにしても、

フルマラソンは、

「ドラマ」!

です。

1ヶ月半後には、

「新潟シティマラソン2018」

が行われます。

今年の
マラソンはどうなるか・・・

今から
楽しみです。

この項、
今回で終了です。

ではまた・・・