矢沢隆夫です。

ラファエロの

「小椅子の聖母」

のすごさを
これまで
お話してきました。

まだ、
いくつか
なるほど、と
思われるところが
あるので
お話しておきます。

マリアが描かれる場合、
頭は、
「ヴェール」
で被われているのが
“常識”
でした。

ところが、
ラファエロは、
マリアの
頭には、

「ヴェール」
ではなく、

「ターバン」

を描きました。

これは、
常識を
覆すような
ことでした。

どうして、
「ターバン」かというと、

当時の
フィレンツェでは、
トルコ帝国の影響を
かなり受けており、
異国趣味が
流行っていました。

その流行りを、
ラファエロは、
うまく
取り入れ、
マリアの頭に
描いたのです。

これによって、
マリアは、
神性を
保ちながらも、

より
“人間らしい”
親近感を
かもしだしました。

また、
ラファエロが
描いた
マリアの衣装はというと・・・

これについては、
来年に続けます。

さて、
今年2017年も本日で最後。

皆様にとって
今年は
どのような
1年でしたでしょうか。

私は、
今年の冒頭に、

1)認知症、パーキンソン病、ガン、精神疾患、
  メタボリック症候群、自律神経失調症等の
  臨床的なアンチエジング的研究をすすめていく

2)フルマラソン完走

3)コーラスのさらなるレベルアップ

4)滝行(たきぎょう)を深める

5)2,000メートル級の登山

6)絵を1枚描く

7)車いすダンスにみがきをかける

を目標にかかげました。

1)は少しずつ進んでいます。

2)と6)は達成。

3)と4)は少し進んだかな・・・

5)は実現できず。

7)はダンスの基本がしっかりしてきつつあるかな・・・

というところです。

来年2018年も
素敵で幸せな1年にしましょう。

今年も
私の尊敬する
渡辺和子先生の
言葉で
しめくくります。

「置かれた場所で咲きなさい」

「幸せは、いつもあなたの心が決める」

皆様良いお年を
お迎えください。