矢沢隆夫です。
天津神(あまつかみ)ニニギは、
なぜ、
「天孫降臨(てんそんこうりん)」
しなければならなかったのか・・・?
「古事記」、「日本書紀」
によると・・・
「天孫降臨」の場面に、
サルタヒコが
登場する前に、
葦原中国(あしはらのなかつくに)を
統治していた
出雲の大国主(おおくにぬし)は、
アマテラスの意向を
受けた天津神(あまつかみ)の
神々から
「国の統治権を引き渡す」よう
迫られました。
これは、
「大国主の国譲り」
と呼ばれます。
要は、
当時、統治していた
大国主に、
“政権を交代せよ”
と、
天津神ニニギが
一方的に
主張してきたのです。
そして、
葦原中国(あしはらのなかつくに)の
政権を奪取するために、
天孫降臨されました。
サルタヒコは
どこで
登場するのか・・・?
チマタ(道又)という
言葉は、
道の分岐点を
意味しており、
より多くの道に
分かれたチマタは、
「ヤチマタ」と
呼ばれておりました。
そして、
「ヤチマタ」というのは
具体的には、
「高天原(たかまがはら)と、
葦原中国(あしはらのなかつくに)の
境界」
であったと言われております。
このヤチマタに
登場するのが、
サルタヒコ
なのです。
どんなふうに
登場したか・・・?
続きは
次回です。
あまり
読み慣れない漢字や、
言い回しが
次から次へと出てきますが、
今お話しているところが、
理解できてくると、
以降に述べる内容は、
かなり
理解しやすくなります。