矢沢隆夫です。
4番目の
プレーヤーは、
4)ビタミンA
です。
へえーって
感じでしょうか。
意外!
に思われた
かもしれません。
今一度、
花粉症のメカニズムに
ついて、
復習してみますと、
抗原である
花粉が
体内に侵入すると、
それが、
IgE抗体と
くっつきます。
IgE抗体が、
マスト細胞の
スイッチを
オンにして、
炎症性の
ケミカルメディエーター
が分泌され、
炎症が
起こります。
花粉症って
炎症ですからね。
その炎症により、
鼻炎症状、眼症状などが
出現します。
これは、
これで
いいのですが、
実は、
その前が
あるのです。
どういうことかと
いうと、
粘膜に、
花粉という
抗原が
侵入すると、
まずは、
IgA抗体が
登場して、
抗原である
花粉を無毒化
しようとするのです。
これは、
知らない人
多いと思います。
ですが、
へこむことなんか
全然ありません。
「お医者さん」て
言われる人たちでさえ、
これは、知らない人が
多いですので。
IgA抗体の
活躍は
わかったが、
それが
ビタミンAと
どう関係あるんだ・・・
説明します。
IgA抗体が
粘膜面に
たくさんあれば、
花粉抗原が、
それだけ無毒化(中和)され、
IgE抗体と
くっつく機会が
減ります。
そうすると、
マスト細胞の
スイッチがオン
になりにくく、
その結果、
炎症性メディエーターの
分泌が減るのです。
IgAが
粘膜で
作られる際に
必要なのが、
ビタミンA
なのです。
わかりましたでしょうか。
花粉症を
やっつけるのに、
ビタミンA
もとっても
大事なのです。
ビタミンAの
作用
といえば、
視力の改善、
暗順応の改善
など有名ですが、
それだけはない
のです。
皮膚や粘膜の炎症
(アレルギーも含めて)
などを
抑え込む作用があり、
さらに、
精巣の機能や精子の形成力を
強めたり、
胎盤を強化する力も
あります。
そして、
胃ガン、
子宮ガン、
乳ガン、
皮膚ガン、
肝臓ガンなどの
ガン細胞を
抑え込む作用
さえあるのです。
すごいでしょ。
さあ、
このビタミンA、
どんな食材に
含まれるかというと、
レバー、
うなぎ、
魚油、
にんじん
などに
多く含まれます。
食材からの
摂取が
むずかしい時には、
もちろん、
メディカルサプリから
摂ってもOKです。
さあ、
これで、
4つの
大事な大事な
プレーヤーが
登場しました。
次回は
まとめに
はいります。
ではまた。