矢沢隆夫です。
健康なヒトの
腸内細菌を、
病気のヒトの
体内に入れると、
病気のヒトは、
健康になる。
このことを
利用した
治療が
はじまりつつ
あるのです。
どうやって・・・?
どうすると
思います?
答えは、
ウンチを
移植する
のです。
名付けて
便移植。
糞便微生物
移植
とも言います。
古くは、
中国で、
実は
やられていた
らしいのですが、
今の
腸内細菌の
知識を
もって、
この治療に
踏み切りだしたのは、
米国。
6年前の
2010年です。
日本では、
慶応義塾大学の
金井先生の
グループが、
2014年に、
炎症性の
腸疾患に、
この治療を
トライしはじめ
ました。
どうするかって
いうと、
健常人の
糞便を、
疾患を有する人に
投与することによって、
疾患等を
改善する、
という
理屈で、
実際に、
どうするかというと、
健康な人の
便と生理食塩水
を混ぜます。
混ぜたものを
フィルターで、
こし、
こした液体を、
注射器に入れ、
内視鏡を
通じて
疾患をもつ
人の大腸に
注入する、
というものです。
要は、
元気な人の
ウンチを
病気の人の
大腸に
入れて
やるのです。
元気な人の
ウンチを
どうやって
決めるのか
(今のところ、
健康で、元気な
赤ちゃんの
ウンチが
有力候補です)、
そのウンチを
どういう
形で
病気の人の
体内に入れるか。
腸への注入は
なんとなく
抵抗ありますよね。
サプリなどの
形にして
口から入れる、
つまり、
ウンチを
食べる
などが
今考えられて
います。
ええーって
感じですよね。
まだ
いくつか
課題はありますが、
いずれ、
これらも
クリアーして
いくと思います。
何だか、
すごい
展開になって
きました。
今日は
ここまでに
します。
ではまた。