矢沢隆夫
さて、
いよいよ滝行(たきぎょう)
前日の雨の影響で、
滝として落ちてくる
水量は多く、
水もとっても
冷たい。
上から下まで
白でまとった服を
脱ぎ、
白いパンツ1枚のみ
はいた状態で、
滝壺へ。
“冷た!”
手で触れる冷たさと、
体全体で触れる冷たさは
ちょっと違いますよね。
体全体で感じる冷たさは、
氷水の中に入ったような
感じ。
めがねもはずすので、
よく見えない。
滝壺は、
落下してくる水の
力でえぐられるので、
当然、ある程度は深い。
その中でも特に
水の落下が強いところは、
さらに壷の深さがあり、
歩いていて、
つるんと
すべってバランスを
くずしそうになる。
後頸部に、
落下してくる水が
あたるようにし、
眼を閉じ、
(開けてなんか
いられません!)
両中指を
たて合わせるようにして、
手をおへそのところで
合わせる。
落下してくる水によって
パンツが
ずり落ちそうになる
感覚が気になりながらも、
約5分くらい瞑想。
その間、
自分では、
神道祝詞
(しんとうのりと、と読みます)
をあげられないので、
一緒に来た人に、
あげてもらいました。
すさまじい、
非常に気合いの
入った
祝詞です。
滝行(たきぎょう)初体験!
行(ぎょう)の
間は、
心を無にしようと
つとめました。
心を無にしようと
しながら、
自然と一体となる自分
自分を思う自分
家族を思う自分
世のためを思う自分
など、
いろんな自分の
不思議な一体感を
感じました。
なんとも言えない感覚。
これは
経験してみないと
わからない感覚です。
なんでこんな感覚が
生じるのか?
続きは
次回です。
ではまた。