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≪歩幅が狭くなるのは、転倒のサイン!?≫

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 まず、私たち人間が『歩く』とは、どういった行為なのか考えてみましょう。
普段、我々は意識する事なく歩行を行っており、一つ一つの動作を考えたりはしていません。歩行という動作は本来、自動的に行われており、成長の過程と共に自然と備わっていく動作なのです。
 そして、その動作を一つ一つに分けるとすれば、①前方に傾き、②バランスを崩されないように脚を一歩前へ出す。この①と②の動作の連続こそが歩行であり、これは人間の筋肉に備わったセンサーなどが、現在の自分の姿勢を感知することによって自動的に行われています。
 しかし、日常生活での不活動や気温の低下などの理由で筋肉が硬くなってしまうと、このセンサーが働きづらくなってしまい、現在の姿勢が分からず、大きく脚を出せなかったり(歩幅の減少)、全く脚が出なくなってしまったり(すくみ足)といった現象が生じてきます。つまり、歩行への影響のみではなく、バランスを崩した時の立ち直り、踏み直りが生じづらくなるため、転倒の危険性が高くなってしまいます。そのため、歩幅が狭くなってきたなと感じたら、リハビリ、歩行補助具等を考えてみてはいかがでしょうか?