矢沢隆夫です。
Noism による舞踊ライブ
が
2025年6月29日(日)、
りゅーとぴあ
にて開催されました。
Nosm・・・ご存知でしょうか?
正式名称は、
Noism Company Niigata
(ノイムズ カンパニー ニイガタ)
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館を
拠点に活動する
日本初の
公共劇場専属舞踊団です。
ここに所属する
メンバーは、
なんと、
国内および世界各地から
オーディションにより
選ばれた舞踊家たちです。
この人たちが
新潟に移住し、
活動しております。
2004年に設立され、
りゅーとぴあで創られた
作品を
新潟から世界に
発信しているのです・・・
こんなすごい
プロフェッショナル舞踊集団が
新潟には
いるのです。
核となる人は3人・・・
金森穰・・・芸術総監督
井関佐和子・・・国際活動部門芸術監督
山田勇気・・・地域活動部門芸術監督
研ぎ澄まされ、
洗練された
舞踊・・・ダンスのみで、
言葉はないのに、
強力なメッセージを
送ってくるのです・・・
はかなさ・・・
もどかしさ・・・
悲しさ・・・
といった感情を
次々と
ぶつけてきます・・・
今回は
1)アルルの女
2)ボレロ
1)アルルの女・・・
アルフォンス・ドーデの短編小説を
もとにしての
創作舞踊・・・
アルルの女という不在の女と
フレデリという青年の
自死のお話・・・
青年と、
彼を溺愛する母、
母には見向きもされない青年の弟・・・知的障害者でもある、
不在であるアルルの女に幻想的な愛情を注ぎ続ける青年、
その青年を一途に思い続ける許嫁・・・
これらの不条理な人間ドラマから
愛とは・・・
死とは・・・
生きるとは・・・
などを嫌が上でも考えさせて
くれます・・・
知的障害者でもある、青年の弟ジャネが
孤独に客席をみつめながら、
幕は閉じます・・・
2)ボレロ
ラヴェル作曲の
あのボレロ
です・・・
2023年のジルベスターコンサートで
初演。
この時も観に行きましたが、
あっぱれ・・・と
いわんばかりに感動しました。
原田慶太桜を指揮者として、
オーケストラとNoismとの共演でした。
今回は劇場版・・・
現在、
世界で起きている様々な争いや
自然災害などの
現実を踏まえつつ、
今をどう悔いなく生きていくか・・・?
ラヴェルの曲を背景に、
舞踊家たちが、
これらのメッセージを
ひたすら
発信し続けるのです・・・
1)アルルの女
2)ボレロ
のいずれも
とってもすばらしい
舞踊ライブでした・・・・
もう
すっかり
Noismのとりこに
なってしまいました・・・