矢沢隆夫です。
花粉症は、
抗原である花粉と、
それによって
つくられる抗体との
反応によって
生じます。
この反応には、
即時相と、
遅発相の
2つあります。
即時相の
反応は、
花粉に触れると
すぐに起こる
鼻粘膜や
眼の炎症です。
具体的には、
鼻粘膜の炎症として、
鼻水、くしゃみ、
鼻づまりがあり、
眼の炎症として、
涙目や、目のかゆみ
があります。
“非常ベル”役の
IgE抗体が、
マスト細胞という細胞を
刺激し、
その結果、
炎症性の
化学伝達物質が
出てきて
炎症が起こります。
なんで
こんな炎症を
引き起こすかというと、
鼻粘膜や、
目のなかに
ある花粉抗原を
排除するためです。
鼻粘膜にある
花粉抗原を
排除するために、
鼻水を分泌し、
くしゃみを
引き起こし、
花粉のさらなる
侵入を防ごうと、
鼻をつまらせる
のです。
目のなかにある
花粉抗原を
洗い流すために、
涙やかゆみを
生じさせるのです。
ここまでは、
理解しやすいと
思います。
つぎに、
遅発相の
反応はというと・・・
続きは次回です。
ではまた。