矢沢隆夫です。
2024年10月14日(月)に、
りゅーとぴあ 能楽堂にて
能「葵上(あおいのうえ)」、
狂言「竹生嶋参(ちくぶしままいり」
が開演されました。
狂言「竹生嶋参」は・・・
主人の許可を得ないで
出かけた太郎冠者(たろうかじゃ)を、
主人が、
叱りに行きます。
太郎冠者が
竹生嶋参を参詣した、
と聞くと、
主人は許し、
何か変わったことは
なかったかと
尋ねます・・・
太郎冠者は、
辰(たつ)、
犬、
猿、
蛙(かえる)、
口縄(蛇)
が集まっていた・・・
と話します。
猿は、“去る”
蛙は、“帰る”
など、
それぞれ秀句(しゅうく・・・しゃれのこと)
を行って立ち去ったと・・・
最後の
口縄だけは、
秀句が出て来ず、
太郎冠者は
困ってしまいますが・・・
困った太郎冠者と、
主人の会話が、
ボケとツッコミ
の関係で
とっても
面白おかしく
楽しめました・・・
能「葵上(あおいのうえ)」は・・・
光源氏の正妻で、
左大臣の息女の
葵上が、
怨霊にとり憑かれ、
病に伏してしまいます。
臣下が巫女(みこ)に、
怨霊の正体を
占わせると、
壊れた牛車(ぎっしゃ)に
乗った
光源氏の恋人である
六条御息所
(ろくじょうのみやすどころ)
の生霊が
現れます。
御息所は、
皇太子妃としての
華やかな日々と、
光源氏の愛が遠のいた
現在の衰えた日々を
比べて、
嘆き悲しみます・・・
そして・・・
御息所は、
葵上の病床に迫り、
冥府へと
連れ去ろうとします・・・
この辺の下りは、
手に汗握るところです・・・
御息所が、
鬼気に満ちた
形相で、
弱りきった葵上
を連れ去ろうとする
瞬間は、
ほんと、
ハラハラドキドキ
です・・・
そこへ、
比叡山の
修験者である
横川小聖(よこかわこひじり)
が呼び出され、
祈祷を行います。
それで
どうなったか・・・
修験者の法力の前に、
御息所の霊は、
怨念を断ち切り、
成仏を遂げました・・・
ときれいに
まとめております。
光源氏を
めぐっての
正妻と愛人の争い・・・
そして
光源氏と、
御息所の愛憎・・・
一筋縄ではいかないのは、
政(まつりごと)も、
男女の関係も同じ・・・
欲と欲のぶつかり合い・・・
という意味合いにおいて・・・