矢沢隆夫です。

2024年12月8日(日)、
りゅーとぴあ 能楽堂 にて

能「土蜘蛛(つちぐも)」

が上演されました。

今回は「手話能」といって、
能楽師が
手話を交えて演じるという
前代未聞の
能です・・・

そして
観客として、
ろう者の方々が
多く来ておられました・・・

病に苦しむ
源頼光(みなもとのらいこう)の
もとに
怪しげな僧が
現れます・・・
彼は、
蜘蛛の糸を
投げかけて、
頼光に
襲いかかります・・・

頼光が
斬りつけると、
蜘蛛の化け物に
変じた僧は
消え失せます・・・

駆けつけた
家臣の独武者(ひとりむしゃ)が、
武士を連れて、
血の跡をたどり、
化け物の巣を突きとめます・・・

巨大な土蜘蛛の精が
現れ、
糸を投げかけ、
独武者たちと
激しく戦い、
ついに退治されるのです・・・

今回の
手話で楽しむ
能狂言鑑賞会・・・

もとは、
黒柳徹子さんが
若い頃
ニューヨークに
勉強に行った時に、

アメリカの
ろう者の手話による
ブロードウエイの
芝居を見て、
日本でも、
ろう者の人達による芝居を
作りたい・・・!
と思ったことが
きっかけとのことです。

「窓ぎわのトットちゃん」の
印税で、
「トット基金」を作り、
それを資金源として
ろう者達による
手話による能狂言の実演を
実現させたとのこと・・・

すばらしいですよね・・・

黒柳徹子さんの
思いと行動力・・・

そして
手話による能の
実演・・・

どちらも
とっても
感動しました・・・