今回からは、統合失調症に対するオーソモレキュラー治療
についてお話していきます。
まず、病気の特徴についてです。
統合失調症とは、
感情や思考などの精神機能が
うまく働かなくなり、心のコントロールが
できなくなった状態です。
具体的にどういった症状がでるかというと、
①幻視、幻聴などの体験をする。
②触覚、味覚、嗅覚の変化。
③あるはずのないことを考えたり、話したりする。(妄想)
④考えがまとまらない。
⑤意欲の減退。
⑥極度の疲労、脱力感。
⑦他人とのかかわりを避ける。ひきこもり。
⑧生活状況と無関係に出てくるうつ症状。
⑨理由のない恐怖、不安。(強迫的なことが多い)
⑩睡眠障害
などです。
統合失調症の傾向は、遺伝によって受け継がれるという
研究・報告もあります。
世界的には発症率は1%、つまり、100人に1人の割合
で発症するのです。
これって非常に多い数字だと思ってください。
発症のピークは男性で15~24歳、
女性で25~34歳と言われてます。
統合失調症は、放っておくと、
学業、仕事、対人関係、日常生活が
行えないほど重度になる恐れがあります。
だから治療することは重要です。
次回は具体的な治療についてお話します。
ではまた。