矢沢隆夫です。
2019年12月8日(日)午後2時より、
新潟県三条市の
三条中央公民館にて
紫苑コーラス第93回定期演奏会
(小林英夫さん追悼演奏会)
が開催されました。
小林英夫さんは、
紫苑コーラスにとって
非常に重要な方でした。
1931年12月、三条市下町にてお生まれに
なられました。
1953年に
紫苑コーラスに入会してから
66年間、
在籍されました。
66年間ですよ・・・
1972年4月には、
紫苑コーラス 第6代指揮者に就任。
そして、
1979年5月には、
栃尾混声合唱団を創立。
1990年1月には、
「道のつどい」創立。
これは
音楽家としての活動・・・
実は
本職は、
日本では
有名な
爪切り職人です。
今や
世界の諏訪田製作所ではありますが、
そこの
技術顧問でもあります。
とにかく
エネルギッシュな方でした。
私は、
紫苑コーラスに
在籍して
まだ
高々5年ですが、
小林英夫さんと
一緒に参加させて
いただいた練習、
演奏会では、
彼の声量に
圧倒されっぱなしでした。
追悼演奏会は、
プロローグから
第五ステージまでの
六部構成。
私は、
第一、第三、第五ステージに
出演しました。
第一ステージは、
紫苑コーラス混声。
伊藤整の詩に、
作曲家であられる清水脩先生が
曲をつけて
紫苑コーラスに
プレゼントされた曲です。
冬から春までの
三つの詩を
アカペラで
唱いました。
第二ステージは、
栃尾混声。
さだまさしの
名曲
「北の国から」、
「防人の詩」
情感たっぷりに
栃尾混声の方々に
唱っていただきました。
第三ステージは、
紫苑コーラス・栃尾混声合唱団の
男声合唱、
女声合唱。
男声合唱は、
定番である「月光とピエロ」のなかの「秋のピエロ」
と、
「君に捧げるうた」
女声合唱は、
「花」
「夢のメドレー」より、「見上げてごらん夜の星を」、
「夜明けのうた」
第四ステージは
「道のつどい」
サックス、フルート、
ピアノ、リコーダー、
そして
ソプラノ(唄)
などによる
楽しい演奏などなど・・・
そして
第五ステージ。
今回のメインステージです。
紫苑コーラス・栃尾混声合唱団による
合同演奏。
演奏曲は、
混声合唱組曲「みずのいのち」
名曲中の名曲です。
今回、
この組曲を唱わせていただいたことに
本当に感謝しております。
この組曲は、
5つの曲で構成されています。
5番目の曲「海よ」
では、
唱いながら
感極まってしまいました。
特に
最後のフレーズ
“のぼれ のぼりゆけ
みえない つばさ
いちずな つばさ あるかぎり
のぼれ のぼりゆけ
おお” ・・・
では、
一番声を出さなければ
ならないところですが、
私も含めて、
周りの男声の
音量が
一気に小さくなりました・・・
どうして・・・
緊張のし過ぎ・・・?
そうではないのです。
みんな
感極まって
涙を流しながら
なんとか
声をふりしぼって
唱っていたのです・・・
唱いながら、
小林英夫さんが
ほんとうに
“のぼって”ゆくような
感覚におそわれました・・・
晩年は
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という
病気とも闘われた英夫さん。
88年の人生、
本当に
お疲れまでございました・・・
ここで、
アンク会員Kさんに
もってきていただいた
ランのご紹介。
今回は、
フラグミペディウム
「ロジーチャーム」
カーマインピンクの
小ぶりの花であり、
かわいいつぼみが
付いています。
Kさん、
どうもありがとうございました。