矢沢隆夫です。
2019年8月26日、27日に、
新潟市の
朱鷺メッセ
において、
第43回日本神経心理学会学術集会が
開催されました。
今年も
診療のすきまの日時を
利用して、
東京、横浜、
名古屋、大阪、京都などの
学会に参加しておりますが、
地元 朱鷺メッセで
開催される学会が
今年は、
例年よりあるので、
わざわざ、
遠方まで出向く手間が
若干はぶけ、
助かってます。
今回の
神経心理学会は、
8月26日、27日の2日間に
わたって参加。
その中で
面白かった
トピックは3つ
ありました。
一つめ・・・
長濱康弘先生の
「アルツハイマー型認知症と
レビー小体型認知症の
誤認と妄想」
誤認と妄想・・・
その内容と、種類が
アルツハイマーと、
レビーでは、
微妙に違っており、
どれくらい
どう違っているのかが、
統計的な数字も含めて、
よく
理解できました。
二つめ・・・
作久田 静先生の
「意味性認知症と発達障害」
今回の
学会で一番
感動した演題です。
意味性認知症って
あまり
聞いたことないかもしれませんが、
「前頭側頭型認知症」に
含まれる一つのタイプです。
認知症と発達障害・・・
病理背景も含めて
全く
別物の疾患なのですが・・・
実は、
数多くの
共通点があり、
共通する症候の神経基盤が
あったのです。
側頭葉の機能の点に
注目して、
意味性認知症と、
発達障害の
症候の類似性を
検証していく
プロセスを
聞きながら、
“実にあっぱれ”
と思いました。
今後、
この二つの疾患を
診療していく上で、
「アナロジーを意識しながら」
すすめていく
ことの重要性に
気づかされました。
三つめ・・・
村井俊哉先生の
「妄想性誤認症候群」
先の
長濱先生の
アルツハイマーと
レビーも含めて、
カプグラ妄想と、
重複記憶錯誤の
構造的なしくみを
わりと
わかりやすく
説明され、
妄想や、
誤認について
あらためて、
考え直すきっかけに
なりました。
さて、
「第7回 タセト祭り(2019)」が
いよいよ、
あと2日後に
せまりました。
準備は
かなりできております。
令和元年(2019年)
9月1日(日)
午前11時〜午後3時、
新潟県三条市の
「タセトアート新光町」
で開催されます。
オリジナルの
「スーパーフードカレー」などは、
予約なしで、
祭り当日でも
食べれます。
ただ、
あっという間に
売り切れることも
予想されるので、
早めに
来られたほうが
いいかもしれません。
勉強になって・・・
楽しくて・・・
おいしくて・・・
と、お得なお祭りでも
あります。
スタッフ一同、
皆様のお越しを
お待ちしております。
ではまた・・・