矢沢隆夫です。
第121回内科学会総会が、
、
2024年4月12日(金)〜 14日(日)、
東京国際フォーラムで
開催されました。
私は、
当初、
現地参加する
予定でしたが、
時間の都合がつかず、
WEB参加しました。
様々な講演に
WEB参加しましたが、
岩坪 威先生の
「アルツハイマー病治療法の進歩」
は、
普段の臨床との
関わりが
非常に多いことから、
とっても
勉強になりました・・・
アルツハイマー病は、
認知症状が
出現する
20年以上前から、
アミロイドベータが
蓄積することが
以前から
知られております。
ドネペシルに代表される
アルツハイマー病の
お薬による
治療は、
認知症状が出現してからの
適応になっておりますが、
これでは、
遅すぎるのです。
2023年9月に
薬事承認された、
抗アミロイドベータ蛋白
抗体薬である
レカネマブ・・・
2023年12月より、
東京都健康長寿医療センター等で
現在までに、
約700人の方々に
トライされております。
今回の700人は、
軽度認知障害(MCI)など、
アルツハイマー病に至る前の
早い段階の方々も
含まれております。
それでも
彼らの脳には、
かなりのアミロイドベータが
蓄積されているのです・・・
そして
現在までの
レカネマブの
治療奏功率は、
なんと
30% ・・・
なのです。
どういうことかと
いうと、
もっと早いタイミングでの
治療を
すれば、
もっと
奏功率が
上がる可能性が
出てきたのです・・・
アミロイドベータ
蛋白を
今よりも
もっと早期に
捉える
血液バイオマーカー
の開発が
今後の
カギ・・・!
なのです。
と同時に、
高血圧症、糖尿病などの
生活習慣病に
ついては、
より早期からの
食事、運動による
予防、コントロールが
必要なように、
認知症の
より早期からの
予防、コントロールする
手段としての
栄養、
運動
等
の重要性が
より高まって
きているのです・・・