矢沢隆夫です。

2024年11月24日(日)、
りゅーとぴあにて、

新潟交響楽団の
第113回定期演奏会が
開催されました。

今回
演奏された楽曲は、

1.オネゲル 「パシフィック231」

2.シベリウス 「カレリア組曲」

3,ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」

「パシフィック231」・・・

オネゲルは
とっても
機関車好きであり、
次の文言は、
とっても有名・・・

“私は、
いつも機関車を愛した。
私にとって、
それ(機関車のこと)は、
生き物と同じであり、
そして
他の人たちが
女たちや馬を愛するように
私は
機関車を愛した・・・”

「パシフィック231」は、

機関車をモチーフ
としております。

車輪の先軸、動軸、後軸の
数が、
順に2、3、1
になっている機関車を、
アメリカでは、

「パシフィック」

と呼び、
フランスでは、

「231」

と呼んでいたそうです・・・

「カレリア組曲」・・・

シベリウスは、
彼のルーツである
フィンランド文化を
背景とした
音楽を
多く作曲しております。

カレリア組曲も
その一つ。

カレリアは、
フィンランド東端の地域。
フィンランド文化が
色濃く残り、
フィンランド民族にとって
思い入れのある
地域なのです・・・

シベリウスは、
ハネムーンで
この地を
訪れております・・・

さて、
私たち新潟県人が
誇る

「佐渡金山」

がついに
世界遺産に
登録されました。(パチパチパチ・・・)

「佐渡金山」を
訪れると・・・

訪れた人は、
わかると思いますが、

昔のニュース映画
「佐渡金山」
が繰り返し
再生されております・・・

そして、

なんと・・・

その映画の前半の
金を掘るシーンの
バックでは、
「パシフィック231」
が流れているのです・・・

さらに
この映画の
最後には、

「カレリア組曲」

が流れ、
この映画を締めくくって
おります・・・

昭和25年に制作された
この映画に、
今回の

「パシフィック231」
「カレリア組曲」

が使われているなんて
すごいと思いませんか・・・!

「田園」・・・

言わずもがな・・・

ベートーヴェンの
有名な、
交響曲第6番。

彼が38歳の時に
作曲されたものです・・・

自然と
人間の感情を
描写した
標題音楽の
先駆けと
言われております・・・

ベートーヴェンが、

「ハイリゲンシュタットの遺書」

の後、
自然の中で
精神的な
癒しを得た
経験から
作曲された、
と言われております・・・

今回の
定期演奏会・・・

佐渡・・・
  金山・・・
   世界遺産・・・
      田園・・・

とっても
ステキな演奏会でした・・・