矢沢隆夫です。
2025年1月12日(日)午後より、
りゅうとぴあ 能楽堂
にて、
作家の藤沢周トークと仕舞「山姥(やまんば)」が
開催されました。
藤沢周さん・・・
新潟県の内野出身です。
小説家。元法政大学教授。
1998年「ブエノスアイレス午前零時」で
芥川賞受賞。
実は
能にも造詣が深く、
観世梅若流の謡や仕舞も
やられるのです。
この日は、
周さんの能にまつわるトークと
彼が
「山姥(やまんば)」を仕舞で
やるということで、
楽しみにしておりました・・・
前半のトークでは、
近著である
「憶」や「世阿弥 最後の花」
について・・・
お話しされました・・・
彼の幼少時の人生の思い出ともからめて、
世阿弥の人生模様について
とっても
興味深いお話でした・・・
後半は、
新潟観水会(観世流)の方たちと、
能での基本所作・・・すり足、扇の扱い方
などについてお勉強しました。
その後、
「高砂」の
待謡(まちうたい)を
私も含めて参加者全員で
やりました・・・
「高砂や。
この浦舟に帆をあげて。
この浦舟に帆をあげて。
月もろともに出船の。
波の淡路の島影や。
遠く鳴尾の沖過ぎて、
はや住吉に、着きにけり、
はや住吉に、着きにけり。」
有名なくだりですよね。
結婚式などの祝言の曲です。
私は、これを
大きな声で発しながら、
昨年の
タセト祭りでの
県央落語研究会の方の
落語を思い出しました・・・
同じくだりですが、
落語でやるのと、
能では、
全然、
おもむきがちがうのです・・・
とっても
勉強になりました・・・
その後は、
周さんの
仕舞「山姥(やまんば)」・・・
仕舞とは、
能の簡略化バージョン。
面は付けず、
衣装も、
袴で代用・・・
「山姥」・・・
奥山の大自然の中に
生きる山姥の苦悩を観る
深い内容の曲・・・
異形恐ろしい妖怪ですが、
人を助ける存在でもあるのです・・・
新潟県の糸井川市上路(あげろ)
が舞台・・・
周さんの見事な
仕舞に感動しました・・・
さりげなくやっている
すり足、
扇のふるまいなど、
奥ゆかしさを
感じました・・・
・・・
私もやってみたい・・・
能の世界に
どんどん
引き込まれております・・・