矢沢隆夫です。
ラファエロの
「小椅子の聖母」
が、“かもしだす力”(オーラと
言ってもいいかもしれません。)
とは・・・
細かいことを
言えば、
いろいろと
あるのですが、
一番大事な、キモに
相当するところは、
1)マリアの「神聖さ」と「美しさ」
2)子であるキリストを抱くマリアの
母性と、マリアの「幸せ感」
3)そのマリアに、ラファエロ自身の大好きで、大好きで
たまらない「自分のお母さん」のイメージ、
強い思いを込めているところ
です。
自分の子供を
抱いている時に
感じる、
母性愛、
幸せ感は、
出産、育児を
体験している
女性なら、
古今東西問わず、
世界中のどんな女性でも
よく理解できるもの
です。
その、
母性愛、
幸せ感に、
神聖さと、
美しさが
加わります。
そして、
さらに、
母に対する限りない
あこがれ
が加わっているのです。
キョーレツですよね!
原画の「小椅子の聖母」
を観た時の衝撃は、
一生、忘れることはないと
思います。
そして、その原画を
観ていた世界中の人々
・・・特に女性・・・
の表情も
忘れられません。
原画を
みながら、
マリアに
共感し、
自分と、
マリアを重ねているんだろうなー
と思われるような
うっとりとした、
幸せ感に満ちた表情・・・
ラファエロってすごい・・・!
ほかにも、
この「小椅子の聖母」
の、
なるほどっと
思わせるところは
いくつかあるのですが、
それは次回に。
ではまた。