矢沢隆夫です。

ピッティ美術館の
2階にあがり、

いよいよです。

大きな絵が並ぶなか、

最下段のところに、

周囲の絵に比べれば、
小さめで、
丸い(直径50〜60cmくらい)輪郭の
絵。

あった、あった・・・

「小椅子の聖母」

今まで、
原画ではないにしろ、
その絵は、
何百回となく
ながめているはずなのに、

なんだろう、
この緊張感と、
気が遠くなるような
感じ。

冷静さを
保とうとしますが、

だめだめ・・・

絵の
マリアと、
キリストと、
ヨハネを
順番に
何度も眺めながら、

キリストを抱いた
マリアを
見入る。

見入る。

そして見入る。

マリアの
なんとも言えない
幸せに満たされた
表情。

マリアのそばには、
玉座。

そう、
この玉座の中に、

「復活」の聖水である

「みるら」

が入っているのです。

「小椅子の聖母」

の原画をみると、

画家ラファエロが
なぜ、
あれほどまでに
神格化
されたのか、
よーくわかります。

なぜ

「小椅子の聖母」

には、

観る者の
(決して私だけでは
ないと思います)

魂をゆさぶるような
力があるのか・・・?

続きは次回
です。

ではまた。