矢沢隆夫です。
なぜ、
ラファエロは
マリアを
描き続けたのか?
それには、
ラファエロの
生い立ちが
関係していると
いわれておりますし、
私も
そう考えてます。
その
生い立ちとは・・・
ラファエロが
生まれた当時は、
地位や教養のある
人々の家庭では、
赤ん坊は、
乳母に預けて
育てさせるのが
当たり前でした。
ところが、
宮廷画家を
していた
ラファエロの父は、
それを
よしと
しなかったのです。
それゆえ、
ラファエロは、
自分の母の乳で
大切に育てられ
(現在の普通の
家庭なら、当たり前の
ことですよね!)、
母の愛を
存分に受けて
とっても
幸せな
幼年期を
送ったのです。
しかし・・・
ラファエロの
大好きな、
大好きな
母親は、
ラファエロが
8歳の時に、
突然
亡くなって
しまいました。
上品で
とっても
やさしい母との
8年間の
幸せな
思い出と、
その後の
孤独感、喪失感は、
ラファエロの
心に
母への絶対的な
強い憧憬を
植え付けた
のです。
そうすると
どうなるか・・・
続きは
次回です。
ではまた。