矢沢隆夫です。

「真珠の耳飾り
 の少女」

あるいは、
「青いターバンの
 少女」

とも呼ばれている
フェルメールの
有名な絵。

一見、
たわいもない、
少女の
絵のようにも
見えますが、
何十回、
何百回と
この絵を
みていると、
いろんな
ものが、
「観えて」
きます。

顕微鏡で
「光」を
観察することに
興味をもった
フェルメールは、
その「光」
を絵の描写の
中心に
もっていくことに
なります。

そして
人が
ものを
みる、
“一瞬”を
とらえて、
描写する
ようになるのです。

何を
言っているか
少し
わかりにくいと
思いますが、

通常、
人が
ものや、
人などを
「見る」
のは、
一瞬、一瞬の
残像を
脳で認識
して、
それらの
残像を
重ねて
「見て」(認識して)
いるのです。

ですから、
見ている対象
のどこかが
ぼけてみえる、
っていうことは、
目の病気や、
脳の病気でも
ない限り、
ないのです。

んー
って
感じでしょうか。

言い方を
変えると
少し
わかりやすいと
思いますが、

それは次回
にします。

フェルメールの
功名なしかけと、
「正確に
一瞬をとらえて
描写する」
意味が
だんだん、
わかってきます。

お楽しみに。

ではまた。