矢沢隆夫です。

フェルメールの
お話続けます。

前回は、
レーウエンフックが、
微生物の
世界を正確に
記載するために
どうしたか・・・?

というところまで
お話しました。

微生物の
“正確な”
記載をすることに
困った
レーウエンフックは、
その作業を
フェルメールに
頼んだのです。

顕微鏡を覗き込んだ
フェルメールは
とってもびっくり
したのでしょう。

微生物の世界・・・・

ではなく、

“光が粒なんだ!”

ということに。

レーウエンフックの
作った
顕微鏡は、
焦点の
深度が浅いので、
わずかでも
フォーカスから
外れた像の
輪郭はにじみ、
明るい部分が、
“光の粒”に
なるのです。

これに
気づいた
フェルメールは、
顕微鏡を覗いて
みることが
楽しくて、
楽しくて
しかたなかった
と思います。

そして、
それが、
後に、
フェルメールの
絵の“独自性”
につながっていくのです。

人間、いや
人生って
どこで
だれと
どんなめぐりあいをし、
どうなるか
本当に
わからないものです。

スピノザのみがいた
レンズで、
レーウエンフックが
顕微鏡を作り、
その顕微鏡を
のぞいた
フェルメールが
“光の粒”を
発見する。

「ふしぎな、
ふしぎな、
人生のバトン」

のように
感じてしまうのは、
私だけでしょうか。

続きは次回です。

ではまた。