矢沢隆夫です。

ダ・ヴィンチにとっての
理想的な人体・・・

ヘラクレス風の
頑丈で、
知的で
かつ
戦士のような像・・・

と考えるようになったのは、

ミケランジェロが
「ダビデ」像に取り組んでいた
1503〜1504年頃であり、

これは、
ダ・ヴィンチが

「アンギアーリの戦い」

の制作を依頼された
時期と一致しています。

そして
その頃、

解剖的な裏付けを
とるべく、

筋肉、
特に下肢の筋肉についての
観察と考察は、
詳細に行っているのです。

同時に、
ダ・ヴィンチにとって、
理想とかけ離れた
人間像についても
彼は、
記しております。

「大食、怠惰および
 人を無気力にするような贅沢は、
 この世から
 全ての美徳を追い払ってしまった・・・

 ・・・
 説得力に乏しく、
 邪悪な習俗を
 身につけた粗野な
 人間は、
 単に食物を
 摂取して排泄する
 一個の袋に過ぎない・・・

 彼らは
 食物の通路以外の
 何者でもない・・・」

かなり厳しい言い方ですよね。
そこまで、言うか・・・

っていう気もします。

大勉強家であった
ダ・ヴィンチの
この考え方は、

実は、
かなり
プラトンの
影響を受けたことにも
よっています。

どんな
影響かと言うと・・・

続きは、
次回にしますね・・・
(じらして、ごめんなさい)