矢沢隆夫です。
「自然のすべての
働き(作用)は、
可能な限り、
最短の
道でなされる・・・」
光について・・・
入射光や反射光の研究・・・
眼球の
角膜の表面や
レンズによる
反射・屈折の研究・・・
視覚の解剖・生理研究・・・
など、
いずれの考察においても、
上記の原理を
基本的な視点として、
ダ・ヴィンチは
考えたのでした・・・
ダ・ヴィンチは、
眼について、
瞳孔を
大きさの変わる
ピンホールとみなし、
ここを通過する
映像が
どうなるかを考察しました。
光が
波動であることを
認識し、
それが
どのように
「屈折」するかを
突き止めたのです・・・
ですが、
波長の相違や、
屈折率の相違の
重要性・・・
白色光の分散、
分光現象までは、
究明できませんでした・・・
それゆえ、
色彩については、
「虹の色は、
太陽によってだけ、
生じるのではない。
それらの色は、
太陽なしでも
色々な方法で
作り出せるからである・・・」
と論じており、
全ての
光は太陽に由来すると
考えているにも
かかわらず、
色彩だけは、
眼の中で起きる
何らかの
働きが
感取するものだと
主張しています・・・
いわゆる
分光現象についてまでは、
究明できませんでした・・・
この分光現象・・・
「色現象」については、
ダ・ヴィンチよりも
100年程のちに、
フランシス・ベーコン
が言及し出しました・・・
線と面と影・・・
について、
ダ・ヴィンチは
どう考えていたか・・・?
これは
次回にします。
ではまた・・・