矢沢隆夫です。

正常な人間の構造を
理解するために、
ダ・ヴンチは、
まず、
解剖学的アプローチで
いこうと
考えました。

具体的には、

1)動物との比較

2)人体の比例

です。

1)については、
蛙を選びました。

蛙の神経系をはじめ、
全身の機能を調べ上げ、
確認、検証できたことを
記録していきました。

そして、
犬、
豚、
牛・・・

と、
次々に
調べあげていきました。

この
動物との比較考証は、
アリステレスが行ったやり方を
踏襲しております。

自然の一部である
動物、

そして
動物の
一種でもある
「ヒト」に対する

徹底的な
観察と検証

を行ったのでした。

2)人体の比例

解剖的所見の
図示について、

ダ・ヴィンチは、
人体比例について、
(たとえば、男性の
 全身長は、七足身
(足の長さの7倍という意味です。)
など)
詳細な研究を
しております。

比例に関する知見に
関しては、
ダ・ヴィンチが生きていた頃は、

ウイルトルウイウス、
アルベルティ
などの
先人たちの取り決めが
すでにありました。

それらを
ダ・ヴィンチは熟知しつつも、
自ら、
解剖を進める中で、
確認・検証していったのです。

そして、
顔面に関する比例については、

さすが
ダ・ヴィンチ!

と思わずにはいられない
次元に進んでいくことになります。

それは、
どんな次元か・・・?

続きは
次回です。