矢沢隆夫です。
アメノウズメが
「ヒカゲノカズラを
タスキにかけて踊った」
ことを連想させる祭礼が
大和の春日大社の近くに
残っております。
奈良市で行われる
率川(いさかわ)神社の
「三枝祭(さいくさのまつり)」
です。
率川神社は
もとは、
三輪山山麓の
大神(おおみわ)神社
に属していましたが、
中世には、
春日大社の摂社(関連神社)になり、
明治時代になり、再び
大神神社に所属が
戻っているのです。
春日大社は・・・天津神の神社
大神神社は・・・国津神の神社
なので、一種の神々の代理戦争
に巻き込まれていた
かもしれないのです。
「サイの大神(狭井大神)」
が祀られている、率川神社で
行われている祭りが、
「サイクサの祭」
です。
国津神の
「サイの神」
が、大神と称されていることから、
サルタヒコとのつながりを
連想せずにいられません。
にらみ合いに強いとされる
アメノウズメは、
「邪気を払って
生命力を高める」
役割をもった神でした。
その神が舞を踊るときに
タスキにかけた
ヒカゲノカズラは、
邪気を払う作用をもった
植物(草)
と考えられていたのです。
とすると、
サイクサも同様なのでは・・・?
と考えたくなりますよね・・・
続きは次回です。
ではまた・・・