矢沢隆夫です。

アメノウズメに問いただされた
サルタヒコは、

「アマテラス大神の
子孫が天降るとお聞きし、
お迎えにあがりました。
わたしの名前は、
サルタヒコ大神です」

と答えました。

それまで、
無言で、“にらみ”をきかせていた
サルタヒコが口を
開いたのです。

これは
どういうことかというと、

アメノウズメとサルタヒコの
“にらみ合い”の勝負で、

アメノウズメが
勝ったことを
意味します。

最強の“にらみ”の持ち主である
サルタヒコが
負けてしまったのです。

アメノウズメは
どのようにして
サルタヒコに
勝ったのか・・・?

ほんとに・・・?って
思われるかもしれませんが、
「日本書記」には、

以下のような記載が
はっきりとあります。

『乳房を露わにし、
 衣装のヒモを陰部まで垂らし、
 笑って相手(サルタヒコ)と向き合った』

と。

サルタヒコは、
アメノウズメの行為に驚き、
思わず、

「どうしてそんな真似をするのだ・・・」

と、口走ってしまうのです。

無言の“にらみ”で
ニニギの一行に優位に立っていた
サルタヒコは、
この一言で
たちまち、
劣勢にまわってしまったのでした。

面白いですよね・・・

ちなみに、
サルタヒコのお母さまについて
お話すると・・・

サルタヒコのお母さまは、

その名を

キサカヒメ

と言いました。

そして
このお方も神様でした。

何の神かというと・・・

続きは次回です。

ではまた・・・