矢沢隆夫です。

古事記や日本書紀の
編者達は、 

どうして

「神と怪物を入れ替える」
手の込んだ情報操作を
する必要があったのか・・・?

これについては、
いろんな資料等調べても
答えは
すっきりと
出てきません。

すっきりと
断定はできませんが、

以下のように
推測はできそうなのです。

説明しましょう。

古事記、
日本書紀では、

ヤチマタを

「高天原と葦原中国の境界」

と位置づけております。

この
“境界”という
表現が
実は
とっても
ファジーなのです。

天(地上ではない)の
高天原と、
地(天ではない)の
葦原中国の
境界って

どこ・・・?

ということになりますよね。

実は、
境界という表現を
しておきながら、
境界の場所が
同定できないのです。

ここに
古事記、
日本書紀の
編者たち、
あるいは、編者に支配的だった
人たちの
たくらみのような
仕掛けがあります。

編者たちは、
天皇家を
アマテラスの直系として
系譜を整えました。

そして、
始祖の地(場所)を
天にある
高天原
に設定しました。

今から考えれば、
そんなこと
ありえませんよね。

もしそれが
本当なら、
我々の祖先は、

地球外から
やってきた

“生命体”

ということに
なります。

(正確に言えば、
絶対にないとは言えない
のですが・・・)

スペースファンタジーの
世界ですよね・・・

上述した
編者達の
設定を
当時の人たちの
多くは、
信じた(信じさせられた?)のだと思います・・・

編者たちの
たくらみ?の
狙いは、

万世一系の
正統性を
示すためでした。

現実にある
地上の葦原中国と
同じ地上に
高天原
がないと、
いけないのに、

高天原は、

天上に
設定されました。

こうすることで、

天津神と
国津神を
完全に切りはなせ、
話もすっきりさせやすい
と考えたのでしょう。

(私としては、すっきりしないと
思うのですが、
上述の編者達は、
すっきりすると考えたのだと
思われます)

ところで
サルタヒコと
出雲の関係は
結局
どうなったのか・・・?

話が
少し
ごちゃごちゃしてきました。

がんばって
ついてきてください。

続きは
次回です。

ではまた・・・