アレルギーおよびアトピー性疾患に対するオーソモレキュラー治療(分子栄養医学的治療)
として、
1)ビタミンD
2)ビタミンA(あるいはベータカロテン)
3)オメガ3系脂肪酸
4)プロバイオティクス

がメディカルサプリメントとして大事だということを
先回お話しました。
ほかにビタミンB群、亜鉛、アスタキサンチンも大事なのですが、
まずは、上の1)~4)を摂るようにしてください。

ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB群、亜鉛を含んだ
良質のマルチビタミン&ミネラルでも十分OKです。

なぜ、1)~4)が必要か?

ビタミンDやビタミンAは、免疫系の調整・維持作用があります。
オメガ3系は抗炎症作用(炎症を抑える作用)があります。
(アレルギーや、アトピ性疾患は“炎症”です!)
プロバイオティクスは、腸管免疫の調整です。

この4つの中で、特にどれが大事か?

みんな大事なのですが、
あえていえば、プロバイオティクスです。
腸管免疫は、全免疫の60%以上を占めている
と言われております。

腸管免疫の調整をベースに、
ビタミンD、ビタミンAで、腸管免疫以外の
免疫系も調整し、オメガ3系で炎症を
抑える。
これが、オーソモレキュラー的戦略になります。

プロバイオティクス、ビタミンD、ビタミンAについては
まだまだたくさんお話したいことがあるのですが、
それは後日、それらの栄養素・栄養成分をテーマにした項で
お話させていただきます。

次回は食事と運動についてお話します。

お楽しみに!