今回も“鉄”の話を
続けます。

鉄分は、
皮膚や粘膜、骨の
材料になります。
コラーゲンの生成にも
必要です。

だから、
鉄分が不足すると、
アレルギー疾患や
感染症を引き起こしやすく
なります。

また下痢や便秘、
成長痛、怪我なども
招きやすくなるのです。
鉄不足でですよ。

ふつう、
下痢や便秘で、
鉄不足って
考えないですよね。

これからは
考えるようにしましょう。

身体の隅々にまで
酸素を運ぶのが
鉄の大事な大事な
仕事なので、
鉄分が足りないと、
身体全体の機能が
衰えます。

その結果、
低体温にもなります。

今のこどもたちって、
低体温であることが、
決して少なくありません。

成長期のこどもは、
鉄分の消耗が
激しいので、
工夫しながら
摂る必要があります。

鉄には、
ヘム鉄と、非ヘム鉄
があります。

効率的かつ安心して
補給できるのは、
どちらでしょうか。

答えは
ヘム鉄。

ほうれん草、小松菜、
プルーンなどは、
鉄なのですが、
これは、
非ヘム鉄です。
だから、
これらを摂っても
十分な鉄分補給には
なりません。

食べるなら
赤身肉、レバー
などの肉類、
かつおなどの
魚介類を
摂りましょう。

これらの動物性食品には
ヘム鉄が含まれます。

食事からの摂取のみで
不十分な時には、
メディカルサプリメント
で「ヘム鉄」を
摂るようにしましょう。

ヘム鉄は、
ビタミンCと組み合わせて
摂ると、
吸収率がアップします。

次回より、
④ビタミンB群

のお話をします。

ではまた。