タンパク質の話にいく前に、
もう少し、糖質について
お話します。
前回、
“血糖の上がりにくい食事をする”
ことが大事であると言いました。
血糖値の上がりやすさを
示すものとして、
「GI値」
があります。
GIは、
ジー・アイと読みます。、
グリセミック・インデックス
を略したものです。
ブドウ糖を100とした時に、
それぞれの食品の数値を
示したものです。
この数字が高ければ、
血糖値は上がりやすい、
ということです。
血糖が上がりにくい食事とは、
言い換えると、
GI値が低い食事、
という意味です。
炭水化物なら、
GI値が70以下のものが
望ましいのです。
現実はどうかというと、
まだまだ日本人の多くは、
“白いごはん”が
大好きであり、
食パン、菓子パンも
負けず劣らず、
大好きなのです。
精白米のGI値は84、
食パンのGI値は91、
菓子パンのGI値は95
ジャガイモのGI値は90
です。
いずれも70を超えており、
ブウーですね。
では、炭水化物で
GI値が70以下なんて
あるのかよ、
とどつかれそうですが、
あるのです。
胚芽米のGI値は70、
玄米のGI値は56、
ライ麦パンのGI値は58、
全粒粉パンのGI値は50
などなど。
でもこれ、おいしくないじゃない、
と言われそうですが、
実はおいしいのです。
私は、というか
我が家は全員、
100%玄米食
です。
とってもおいしく食べてます。
決してやせがまん(実際に
やせていますが・・・)
ではありません。
玄米がおいしく食べれると、
今まであんなにおいしいと
感じていた白米が、
むしろ“べたべたして気持ち悪く”
(農家の皆様すみません。
決して悪気があって言っているのでは
ありません!)
感じられます。
“糖質は悪である”
とまでは言い切れませんが、
人類は糖質を摂るようになってから、
格段に、病気になりやすくなりました。
本当です。
糖質はなくてもいいのですが、
現に存在してしまっている以上、
なくすのは、もはや不可能です。
お酒、たばこなどを考えてみると
わかると思います。
GI値が高い糖質の
特徴は
これら(お酒やたばこ)に近いのです。
GI値が高い糖質ほど、
嗜好品的な性格
(依存しやすくなります。)
が強くなっているのです。
糖質依存の話をするととても
長くなってしまいますので、
今回はここまでにします。
また別の機会に、
糖質依存については
お話します。
ということで、
今回もお話が長くなってしまいましたが、
「GI値」
を意識することは
とても大事です。
次回こそは、
タンパク質について
お話します。
ではまた。