矢沢隆夫です。

2025年4月6日(日)午後2時より、
新潟市の
だいしほくえつホール
にて、

「華麗なるマチネ Gis Open Flute」

が開催され、
観に行ってきました。

演奏者は、

榎田雅祥、
浅利守弘、
山中淳史

の3人で、
いずれも
有名なフルート奏者です。

Gis Open Fluteとは・・・

15個の音孔(トーンホール)が
開けられております。
一般のフルート(Gis クローズ)より、
音孔は一つ少なく、
フルート主管中心部の
裏側には
音孔はありません。

このフルートを
開発した人が、
テオバルト・ベーム。

テオバルト・ベーム・・・

1794年ミュンヘン生まれ。
金細工師の息子。
18歳でオーケストラに入団。

新しいシステムのフルート制作も
しました・・・

フルートソロの
作曲をしながら、

Gis Open Fluteを
開発したり、
フルート管自体に関して、
円錐型のベームフルート、
円筒型のベームフルートを
開発。

本日のライブは、
ベームが開発した
Cis Open タイプの
フルートと
ピアノによる
アンサンブル・・・

演奏楽曲は、

1)クヴァンツ 三重奏曲 ニ長調

2)ベートーヴェン 三重奏曲

3)マルティーニ「愛の喜び」による幻想曲

4)クーラウ 協奏的三重奏曲 ト長調 作品119

実は、
私は、
フルートに、
Gis Openや、
Gis Closeがあること、

フルート管に、
円錐ベームフルートや、
円筒ベームフルートなどが
あること
など、
知りませんでした。

そして
今回の
3人のフルート奏者が
今現在、
一般的に使用されている
Gis Close タイプではなく、
あえて、
Gis Open タイプに
こだわっている
ことが
今回の演奏を
聴いて
おぼろげながら
理解できました・・・

Gis Openのほうが、
一般のフルートより、

音の通りがよく、
華やかに聞こえる
のです・・・

音の通りや、
音色の華やかさに
こだわった
今回の演奏・・・

とっても
ステキな
演奏会でした・・・

そして、
山中敦史さんの
Gis Open Fluteには、
象牙、ルビーが
はめ込まれており、
もはや、

「楽器という名の
貴金属」・・・

なのでは・・・
と感じました・・・