矢沢隆夫です。

細胞外液から
除去された
タウはどこに
向かうのか・・・

答えは、

脳の脊髄液・・・だったのです。

神経細胞の外にでたタウは、
血管周囲の隙間を
通って、
脳脊髄液に移行し、
脳内から
出ていくのです。

その後、
どこに行くかというと、
深頸部のリンパ節まで
運ばれていくことが
突き止められました。

脳血管を含む
グリア細胞の
表面には、

「アクアポリン4」

という水を通す
タンパク質が
存在して、
それが、
グリアリンパ系の
体液の流れの
コントローラーに
なっていたのです・・・

そして・・・です。

このアクアポリン4と
タウの関係・・・

何か
ありそうですよね・・・

そう、
関係あったのです・・・

東大神経病理チームは、

アクアポリン4を
欠損した
マウスの脳に
タウを注入。

どうなったか・・・

「タウが
脳から脳脊髄液、
そして
髄膜のリンパ管を
通って、
深頸部リンパ節に
出ていく」

という一連の流れの
全体が悪くなっていることを
確認したのです・・・

では、
タウの除去の
メカニズムと、
アルツハイマー病との
関わりは
どうなっているのか・・・?

続きは
次回です。

ではまた・・・