本日は、統合失調症に対する
オーソモレキュラー治療について
具体的にお話します。

下記に述べる栄養素の摂取と、
糖質制限が、主な治療となります。

統合失調症の栄養療法には、
以下の栄養素が必要です。

1)ビタミンB3(ナイアシン)
2)ビタミンB6
3)ビタミンC
4)ヘム鉄
5)亜鉛
6)セレン
7)クロム

質の高いメディカルサプリメントとして、
マルチビタミン&ミネラルと、ヘム鉄を摂取
することになります。

なお、ビタミンB群は現在8種類(ビタミンB1、
ビタミンB2、ビタミンB3、パントテン酸、
ビタミンB6、ビオチン、葉酸、ビタミンB12)
あり、この8種類をビタミンB群一体として
摂取するのが効果的です。

また、統合失調症では、
糖化という現象が過剰に起こり得ます。
だから、糖質制限をして、
血糖の安定化もはかる必要
があります。

糖質制限により、糖化による
ペントシジン(最終糖化産物;AGE)
の産生が抑えられ、
精神症状の発症を防ぎます。

さらに、上記の栄養代謝を、より効果的
にするために、運動も必要です。

ドーパミン代謝を抑える薬を
ただただ、のんでればいいという
薬物療法とは全然ちがいます。

当院では、この病気に、
薬物療法ではなく、
このオーソモレキュラー治療と、
運動を併用することで、めざましい
改善を認め、仕事も安定してできている
方もいらっしゃいます。

薬物療法のみで、仕事適応や、
学校適応がうまくいかない統合失調症
の方は、ぜひこのオーソモレキュラー治療
をためしてみてください。

きっと希望の光がみえてきます。

ではまた。