訪問看護の川野です。

ひな祭りが終わりましたね。
私が小さい頃、あまり裕福な家庭ではなかったので、
家には雛人形はありませんでした。

その代わりに、保育園で作ってきた作品を飾るのが
毎年の恒例でした。
それが普通でしたので、雛人形が欲しいと思ったことが
なければ、言ったこともありませんでした。

しかし、わたしが20代になってから、ある時突然母が
雛人形を買ってきたのです。
木目込み人形でとても可愛らしいお雛様を。
いろんな思いを胸に、何十年越しの願いを叶えたのだと
私は思いました。

今ではそのお雛様は、嫁ぎ先の我が家にお引越しして
わたしの傍らにいます。
お雛様を出す度に、母の我が子を思う気持ちとは
何十年経っても変わらないものなのだなと、
感謝の気持ちとともに、胸が熱くなるのです。
お雛様も、母の想いも大切にしていきたいと思います。

 今年もありがとう、お雛様。また来年。

 次は、タセトです。