矢沢隆夫です。

「ヤチマタ」で
サルタヒコは
どのように
登場したか・・・?

「古事記」では、

「上(かみ)は
高天原(たかまがはら)を
照らし、
下(しも)は
葦原中国(あしはらのなかつくに)
を照らす神、
ここにあり」

と紹介されて
おります。

また、

「日本書紀」では、

「口尻(口と尻あるいは口元」が
明るく輝き、
眼は
八咫の鏡(やたのかがみ・・・大きな鏡のこと。)
のごとく、
照り輝ける色は
赤酸醤(あかかがち・・・ホオズキのこと)に
似る」

と紹介されて
おります。

ヤチマタで
天孫一行を
待ち受けていた
サルタヒコは、

そこから
日向(ヒムカ・・・九州のこと)の
高千穂まで
先導していくことに
なります。

この道案内の
お話により、

サルタヒコは、

「ヤチマタの神」

と呼ばれるように
なりました。

そして、
路傍の石神や
道祖神(どうそじん)を
指す、
「チマタの神」とも
重ねられるように
なったのです。

「古事記」では、
サルタヒコは、
自ら
明るい光を放つ
灯台のような
感じをかもし出す
「神」

として記載され、

「日本書紀」では、
サルタヒコは、

「異様な風貌」
を持つ、
怪物めいた存在
として
強調されております。

サルタヒコ・・・

神と怪物の両面性・・・

というのは、

「古事記」、
「日本書紀」による
それぞれの
サルタヒコの描写を
合わせたもの・・・

として考えられるように
なっていきました。

ところで、

スサノオの
「ヤマタノオロチの退治」
のお話は、
ご存知でしょうか・・・?

そして、
「ヤマタノオロチ」

「ヤチマタ」

このふたつの
言葉・・・

何となく
似てないでしょうか・・・?

これらについては、 次回
お話します。

今週は、
アンク会員Fさんに、

「半夏生(はんげしょう)」

をもってきて
いただきました。

どくだみ科の
多年生植物で、

草の葉が、
半分白くなって
お化粧をしているようにも
見えます。

それゆえ

「半化粧(はんげしょう)」

とも呼ばれています。

Fさん
ありがとう
ございました。

そして、ランといえば、
おなじみの
アンク会員Kさんより、

デンドロビウム ガットン サンレイ

を持ってきて

いただきました。

タイ、ミヤンマー地方が
原産。

黄色い花びらの
中央が
茶褐色を呈しております。

とっても
大柄で、
ゴージャスな
感じがします。

Kさん
ありがとうございました。