矢沢隆夫です。

今年は、
時間の合間をみては、

能や歌舞伎を
観に行っております。

そして、
2019年10月14日(日)、
新潟テルサにて

中村勘九郎・七之助 
錦秋特別公演2019

が、開催されました。

台風19号が
日本を襲った直後では
ありましたが、
なんとか
観に行けました。

公演のはじめは、
芸談。

中村勘九郎と七之助、
そして司会の
3人によるフリートーク。

勘九郎が学生時代、ラグビー部に
所属していたこと、

趣味でもあるマラソンから、
大河ドラマ「いだてん」の
金栗四三役に抜擢されたこと、

金栗の実際のマラソン走行を
ステージで披露したり・・・

弟の七之助は、
学生時代は陸上部で、短距離走を
得意にしていたこと・・・

などなど・・・

でとっても盛り上がりました。

次に
お弟子さんたちによる
歌舞伎が二つ。

「艶紅曙接拙 紅かん
 (いろもみじつぎきのふつつか べにかん」

と、

「三ツ面 子守(みつめんこもり」

「紅かん」は・・・

富士山の山開きの日に、
虫売り、朝顔売り、団子売りなどで
で賑わっている富士神社が舞台。

それぞれが華やかな踊りを
見せた後に、

江戸で評判になっていた
紅かんが呼びだされ、

多彩な芸を披露して、
祭りに花を咲かせます。

歌舞伎の字のごとく、
とっても
華やかに
歌舞いており、
観ていて、
とっても
楽しい
気持ちになりました。

「三ツ面 子守」は・・・

地方から年季奉公に
出てきた、
まだ年端の行かない
子どもである娘が、

赤子の子守りを
するという
おもしろいお話。

これだけで、
愉快そうな感じしますよね。

実際に、
むずがる赤子を
宥めるために、

おかめ、
えびす、
ひょっとこ
の三つのお面を
使って
娘が
せわしく
踊り分けるところが
とっても面白い!

のです。

歌舞伎は
観ていて
遠慮なく声をだして
笑えるから
いいですね・・・

そして、
ラストは、

中村勘九郎・七之助
による

「松迺羽衣(まつのはごろも」

有名な
羽衣伝説を
基にした作品です。

三保の松原の
松の枝に掛かった
羽衣を漁師(勘九郎)が
見つけます。

そこに、
世にも美しい天女(七之助)
が登場。

天女は、
その羽衣がないと
天に帰れないので、
返してほしいと
漁師に懇願。

舞を舞うなら、
返してあげよう、と漁師。

天女は
優美で艶やかな
舞を舞い、
漁師から
羽衣を受け取ると、

天へ帰っていきます・・・

漁師役である勘九郎の
男々しい舞・・・

それに対して、
天女役である七之助の
本当に艶やかさ、優美さ、
色気・・・

観ながら、
私は、
息を飲むように、

ポワーっと
しておりました。

中村兄弟の
トークと
歌舞伎・・・・

とっても
ステキな
公演でした。

「おっかけ」を
したくなるような
衝動にかられたのは、
私だけでは
ないと思います。

さて、
先日、

アンチエイジングセンター
アンクに
会員様のFさんが
ステキな
お花を
持ってきて
くださいました。

「曼珠沙華(まんじゅしゃが)」(彼岸花)

誇らしく、
つつましやかに
咲いている感じが
いいですね・・・