矢沢隆夫です。
第103回新潟交響楽団(通称、「潟響」
がたきょう、と読みます。)
定期演奏会が
2019年6月30日(日)午後2時より、
新潟市の
りゅーとぴあ コンサートホールにて
開催されました。
今回演奏された曲は、
①W.A.モーツァルトの
歌劇「後宮からの誘拐」序曲
②J.ハイドンの
交響曲第100番ト長調「軍隊」
そして
③A.ブルックナーの
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
指揮者は、
大河内 雅彦 先生。
先生は、
今回が、
潟響(がたきょう)での
はじめての
指揮でした。
だから、
演奏前は、
どんな
指揮をされるのか、
ワクワクドキドキ
でした。
柄にもなく、
いつもより早く
コンサートホールに到着。
入館手続き待ちをしていると、
兼古先輩(私の中学時代〜の尊敬する
先輩であり、潟響の楽団員でもあります。
コントラバス担当です。)が、
蝶ネクタイに黒服姿で、
入館待ちのお客様たちを
ていねいに
エスコートしている光景
に遭遇。
長身でイケメン・・・
そして
お客様を
やさしくていねいに
エスコートしている
姿は、
うん・・・ジェントルマン!
(女子中学生・高校生の
ような表現になってしまいました・・・
でもホント、かっこいいんですよ・・・)
話をもどします。
りゅーとぴあ コンサートホールは
満席で約3,000人。
今回の
潟響(がたきょう)の
定演では、
満席では
なかったですが、
それなりに席が
埋まっていたので、
(1,500人超はいたと思います・・・)
さすが、
潟響(がたきょう)、
と思いました。
さて
演奏についてですが、
①モーツァアルトの歌劇「誘拐」序曲。
フィガロの結婚、魔笛と並ぶ、
モーツァルトの5大オペラのひとつ。
いかにもモーツァルト!・・・
という曲調・・・
はつらつとして
テンポ感のある曲・・・
を潟響の
皆様は、
ていねいに
上品に演奏されて
おりました。
②ハイドンの「軍隊」
ハイドンは、
77年の生涯で
100曲以上の
交響曲を
作曲しております。
そして、
今回の
「軍隊」は、
100番目にあたる
交響曲です。
(覚えやすいですね・・・)
トルコの軍楽隊を
思わせる打楽器の編成で、
ハイドンが
“遊び”を詰め込んでおり、
それを
潟響の皆様は、
みごとに
表現しておられました。
③ブルックナーの「ロマンティック」
4楽章からなるこの交響曲の
演奏時間は、
何と・・・67分!(1時間超なのです!)
ブルックナーと言えば、
そう、
作品完成後に、
どんどん改変を加える傾向に
あったため、
同じ曲でも
様々な「版」が
存在するのです。
今回の
「ロマンティック」も
当然、何回も改変されており、
「ノヴァーク版」が
現在一般的に
演奏されております。
4つの楽章は、
全く楽調が違い、
どこに導かれていくの・・・?
って感じで、
不思議な高揚感を
何度も感じてしまいました。
67分の演奏時間は、
「あっという間」でした。
ブルックナーってすごいわ・・・!
そして、
それを演奏しきった
潟響もすごいわ・・・
って感じました。
身も心もプルプルしながら、
コンサート会場を
あとにしました。
おっくうな気持ちが
ありながらも、
以前やっていた
トランペットを
また吹いてみたくも
なりました・・・
次の定演が
早くも楽しみ・・・!