矢沢隆夫です。
運動することで
脳から、
BDNF(脳由来神経栄養因子)が
が分泌されます。
その結果、
中枢で
IGF-1(ソマトメジンC)が分泌され、
筋肉からアイリシンが分泌され、
これらが、
アミロイドタンパクを
コントロールすることで、
アルツハイマー型認知症の
発症予防、
進行抑制、
そして
改善を
はかることができます。
では、
アルツハイマー型認知症以外の
1)血管性認知症
2)レビー小体型認知症
3)前頭側頭型認知症
4)それ以外の認知症
では、どうなのか?
なんとなく
予想できますよね・・・
そう、
アルツハイマー型認知症以外の
認知症に対しても、
運動は、
発症予防、
進行抑制、
そして、
症状の改善を
はかれるのです。
運動することで、
BDNF(脳由来神経栄養因子)
が分泌されると、
なんと、
神経幹細胞から、
誘導されて、
新しい神経細胞が
生まれます!
約20年位前まで、
そんなことは
絶対にあり得ない!
と思われていました。
さらに、
もともとある
神経細胞からは
「新しい枝」が出て、
シナプス(木でいうと葉に相当するもの)
が増えます。
これによって、
神経細胞どうしの
結びつき、
ネットワークが
強化されます。
これらの
神経細胞のリニューアル、
細胞どうしのネットワークの
強化により、
認知症状の予防、
進行抑制、
改善
ができます。
そして、
運動がそれらを
可能にするのです。
神経細胞の
しくみも
すごいですけど、
運動も
すごいですよね。
こういう現象を
大昔の
私たちの祖先は、
「動くことで、運を呼ぶ」・・・・「運動」
と呼んできたのです。
んーー・・・深い!
さて、
認知症以外に、
うつ、不安、ADHD・・・
などに対して
運動は
どういう影響を
与えるのか?
続きは
次回です。
ではまた。