矢沢隆夫です。
13〜20kmの新潟みなとトンネル。
いつもは涼しいはずの
このトンネルが、
外気温の上昇と、
いつもよりは、
大人数のランナーが
ほぼ同時に
このトンネルを
走ることで、
トンネル自体が、
“大きなサウナ”状態
になってしまったのです。
走りながら、
暑いは、
ムンムンするは・・・
それで、
トンネルを出た頃には、
多くの方が、
脱水症状と、
電解質異常をきたし・・・
倦怠感、
下肢の筋痙攣などで、
ダウンしはじめたのです。
私はというと、
ダウンこそしませんでしたが、
体全体が
かなり、
けだるく、
また
足全体が
筋痙攣が
でそうな状態を
自覚。
それでどうしたか・・・
塩飴をなめているだけでは
おっつかないと判断し、
給水所で、
塩そのものを
手のひらいっぱいにもらい、
それを
飢えをしのぐような感じで
なめだし、
水分をとりつつ、
水分を
頭から
かぶりだしました。
これで
なんとか
しのぎました。
少しペースダウンしましたが、
走り続け・・・
関屋分水路遊歩道に
到達。
走行距離約30キロメートル。
精神的にも
肉体的にも
もっとも苦しい地点です。
走行している
ランナーたちが、
“苦しい・・・”
“足もぎたーい・・・”
“もうやだー・・・”
と口々に叫びだします。
私も苦しい・・・
沿道の
応援している方々からは、
“がんばれー・・・”
“がんばれー・・・”
“よくがんばってる・・・”
そして、
ランナーたちからも
“ここを過ぎれば、
楽になる・・・”
“みんな、負けるな・・・”
“少しずつ、少しずつ・・・”
心身ともに疲れきっている
状態の時に、
これらの声は、
とっても
ありがたいものです。
そして
そのあとです。
何を思ったか、
私は
ある行動を
起こします。
どんな行動・・・?
続きは
次回です。
ではまた。