矢沢隆夫です。

ヘム鉄の摂取が
減る要因について、
前回、
お話しました。

今回は、
ヘム鉄の需要が
増える要因に
ついて
お話します。

人生の
いろいろな
ステージで、
ヘム鉄は、
思いのほか、
必要になってくることが
多いのです。

1)生後5ヶ月くらいまで・・・

この期間は、
母体からヘム鉄が
移行し、
蓄えられた
貯蔵鉄を
消費します。

2)生後6ヶ月〜3歳くらいまで・・・

成長が著しくなり、
それに伴って
ヘム鉄の
需要は
増大します。

3)12歳〜20歳くらい(成長期)・・・

急激な成長、
体重・身長の増加に
伴い、
血液量も増加します。

初潮を
迎えた女性は、
血液を失うため、
より貧血に
なりやすくなります。

4)アスリート・・・

意外に思う方も
多いでしょう。

筋肉を動かすには、
筋肉組織に
酸素を運ぶヘモグロビンが
大量に
必要になってきます。

5)妊娠期・・・

これは
言わずもがな、
でしょう。

胎児の成長に伴い、
胎児の
赤血球の合成や、
母親の子宮形成・維持に
大量の
ヘモグロビンが
必要になります。

6)各種疾患・・・

子宮筋腫や、
悪性腫瘍等による
出血量の増加に
伴い、
ヘム鉄の
需要量は
増加します。

ヘム鉄の摂取が
減る要因、
ヘム鉄の需要が
増える要因など
考慮すると、
ヘム鉄をキープするには、
それなりの意識を
もってないと、
不足しやすくなることが
わかると思います。

なんとなく
漫然と食事していると、
ヘム鉄は
不足しがちに
なるのです。

さらに、
そこに、
ヘム鉄の
吸収を促す因子や、
阻害する因子が
影響してきます。

どんな因子か・・・?

続きは
次回です。

ではまた。