矢沢隆夫です。

小さな
木の実に
かぶりついて、
どうなったでしょう・・・

やや苦い味でしたが、
ほんのりと、
“梨の味”
でした。

そう、
それは、
とっても
「小さい梨」
だったのです。

なんで
こんなところに
梨の木が・・・

山登り通に、

「こんなところに
梨の木があるの・・・?」

と問うと、

「おれも
わかんねー。
もう数知れず、
弥彦の下山は
いろんなルートでしているが、
こんなちっちゃい実の
梨の木に遭遇したのは
初めてだ・・・」

ですって。

よっぽど、
めずらしいルートで
下山しているのかしら・・・

と思いつつ、

その木を
よくみると、

よごれた
木のプレートが
その木に
据え付けられていて、

そのプレートには、

「望 佐 の 梨」

と記されています。

・・・・・??

しばらく、
梨の木と、
そのプレートを
みながら・・・

“あっ!”
と思わず
叫んでしまいました。

その木の
はるか後方に、
雲に隠されながらも、
かすかに、
佐渡が見えたのです。

そう、
「望佐の梨」
とは、

「佐渡を望みみる梨の木」

と解釈できるのです。

それを
山登り通に伝えると、

“そうだわ・・・”

と感動して
くれました。

私も
感動しつつ、
とっても
楽しい気分に
なりました。

「だから、
山登りは、
やめられないんだよね・・・」

山登り通の
口癖のようにも
なっている、言い回しが
思わず、自分の
口から
でてしまいました。

その後は、
4人で
俳句遊びを
しながら、
楽しく
下山しました。

それにしても、

「だから、
山登りは
やめられないんだよね・・・」

というフレーズ。

私も口癖になりそうです。