子どもの
精神症状・行動障害に
関わる栄養素として、

①糖質
②タンパク質
③鉄(ヘム鉄)
④ビタミンB群

があり、これまで、
①~③について
お話してきました。

今日から、
④ビタミンB群
についてお話します。

まずは、質問。
ビタミンB群て何でしょう?

ビタミンB群は、
ビタミンB群だろー
と返事が返ってきそうです。

その通りなのですが、
“群”
とつくからには
ビタミンBはひとつでは
ないのです。

8つあります。
8つですよ。

8つとは、

1)ビタミンB1(チアミン)
2)ビタミンB2(リボフラビン)
3)ナイアシン(ビタミンB3)
4)パントテン酸(ビタミンB5)
5)ビタミンB6(ピリドキシン)
6)ビオチン(ビタミンB7)
7)葉酸(ビタミンB9)
8)ビタミンB12(コバラミン)

です。
一般的に知られている
名前を先し記し、
あまり知られてないほうを
かっこ内に記してあります。

ナイアシンや、ビオチン、
そして葉酸も
ビタミンB群なのです。

これらは、
補酵素
とも言われ、
酵素を補うくらいの
イメージでしかとらえてない
人も多いと思いますが、
とんでもない話です。

こどもたちの
生きる力を培う上で
さまざまな役割を
果たしてくれる
とっても大事な
栄養素なのです。

ビタミンB群は、
生命活動を維持するための、
“エネルギー”をつくるのに
必要不可欠なのです。

・なんとなくだるい、
・なかなか疲れがとれない
・お菓子や清涼飲料水など、 
 甘いものが大好き
・夜泣きがひどい
・悪夢で夜起きてしまう
・不安傾向が強く落ち着きがない
・勉強がんばっているのに、成績が上がらない
・湿疹や口内炎ができやすい
・虫歯になりやすい
・肩こり、筋肉疲労や痛みがある
・成長が遅い、体重が増えない

などなど・・・・・
これらはビタミンB群が足りない
ときのサインです。

次回から
少しくわしくお話します。

ではまた。