五頭山で、“ごずさん”
と読みます。

11月初めの連休を利用して、
五頭山に行ってきました。

阿賀野市と阿賀町にまたがる
標高912mの山です。

山の頂上が5つの峰からなるので、
この名前がついたようです。

登山当日は、
雨模様の天気であり、
それなりの覚悟はしていましたが、
登山をはじめると、
五頭山頂に向かうにつれ、
しだいに陽が差すようなりました。

5、6合目くらいのところでは、
まばゆいばかりの
色鮮やかな紅葉・・・・
ため息がでるくらいでした。

山頂に着いたころには、
すっかり晴れ渡り、
登りはじめたときの
雨模様がうそのようでした。

山頂では気温16℃。
11月なのにとってもさわやかな
風が吹いていました。

風にあたりながら、
越後平野を見渡していると、
とっても気持ちよくなって、
雲や、龍に乗って、“下界”
を見おろしているかのように、
感じてしまいます。
(私って、ロマンチスト!)

非日常の世界から、
日常の世界を見渡すと、
日常が、
“とっても小さく” みえます。

そして1日1日生きていることに対して
感謝の念がでてきます。

山頂で、お昼を摂りながら、
しばし時間を過ごし、
下山。

下山途中で、
猿の群れにでくわしました。

10匹以上はいました。
皆、毛並みもよく、おっきな体つき
でした。
冬支度をしていたのでしょう。

人慣れしているせいか、
こちらをみてもあわてずに
落ち着いていました。

ボスと思われる猿が、
他の猿たちに指示をだし、
自分は最後までのこり、
私たちとにらめっこしながら、
ゆっくりと山野に去っていきました。

ちょっと怖かったですが、
ボスの猿のとった行動には
感動しました。

下山しきったところで、
11月だというのに、
ゲリラ豪雨様の激しい雨が
降ってきました。

自動車で帰る途中で、
ハクチョウの群れにも
遭遇。

瓢湖(ひょうこ)に向かう途中なのかしら、
と思いつつ、冬の到来を感じました。

その後、
村杉温泉(ラジウム温泉で有名です)で、
湯につかり、山登りの疲れも
流しました。

山登りにより、
“自然”を感じ、
“自然”に対して感覚が鋭敏に
なります。

山登りは、
“自然”の営みのごくごく一部として、
人間の生活があることを、
気づかせてくれます。

次回は、“鉄”のお話の続きです。

ではまた。