今日は
①糖質
について話します。
こどもに何かしら不調を感じたら、
まず疑ってほしいのが糖質による
障害です。
感情の起伏が激しくキレやすい、
無気力でやる気なし、
忘れっぽい、
動悸や頭痛、めまい、
常に不安、
うつっぽい、
などなどです。
こうした症状の多くに、
実は糖質による障害が
関与しているのです。
私たちの身体には、
血糖値を一定レベルに
維持するための
調節機能がもともと
備わっています。
食事を摂ると、
血糖値が高まり、
そうすると、すい臓から
インスリンが分泌され、
血糖値を下げるように
働きます。
これはみなさん、知ってますよね。
血糖値が低くなると、
アドレナリンが分泌され、
血糖値が高まっていきます。
血糖の変動に伴い、
その変動を緩和するように、
つまり血糖をなるべく一定に保つべく、
インスリンや、アドレナリンといった
ホルモンが分泌されるのです。
ここで大事なことは、
血糖の変動のスピードです。
変動のスピードが遅いほど、
変動が緩やかであるほど、
脳は安定するのです。
ここで安定というのは、
気持ちが穏やかで、
やる気や集中力がある
状態が維持できる、
ということを示しています。
へーそうなのか?
と、驚いているお父さんお母さん、
そして学校の先生、
このことを知らないでいたことを
恥ずべきことだと思う必要は
さらさらありません。
むしろ、いい“気づき”を得たと
思ってください。
話をすすめます。
では、糖質が多く含まれる食べ物
を摂るとどうなるか?
そう、血糖値が一気に上昇します。
すると、インスリンが大量に分泌され、
今度は血糖値が一気に下がる。
血糖の変動が急激になってしまうのです。
血糖の変動が穏やかなら、
脳は安定すると言いました。
では血糖の変動が急なら
脳はどうなるか?
答えは、「不安定」ですよね。
血糖の急激な変動を
繰り返していると、
血糖値の調節が
だんだんうまくできなく
なっていきます。
今日は少し話しが
長くなってしまいました。
続きは次回に。
ではまた。