さて9歳女児の生活スタイルですが、
糖質中心の食生活、加工食品の多い食生活、
運動しない、外出しない、自意識過剰等により、
リンパ球優位つまり、副交感神経優位の状態になり、
アトピー性皮膚炎が発症しています。
もう少しくわしく言うと、リンパ球優位になり、
リンパ球におけるヘルパーT細胞Th1とTh2のバランスがくずれ、
Th2優位になると、アレルギー症状がでてきます。
ちなみに、Th1が優位になると、自己免疫疾患(膠原病など)を発症します。
9歳女児は、ステロイドを常用しているため、激しい交感神経緊張状態にもなっており、
強い血流障害もきたしているのです。
これでよくなるはずがありません!
その状態に、ステロイドを内服でも外用剤でも、さらに継続することが、
いかに愚かなことか、おわかりでしょうか。
この“愚かなこと”が、皮膚科を中心として、
いたるところで行われているのが実状です。
本当にそうなのです。
悲惨ですよね。
ではどうしたらいいか?
まずは、ステロイドをやめることです。
ステロイドを継続するくらいなら、ステロイドを中止したまま、
他になにもしないで
様子をみていくことのほうが、まだいいです。
ステロイド中止によるリバウンドがありますが、
これを恐れてはなりません。
これは、本来の正常反応になるための
“陽転反応”です。
ステロイドを中止して、さらに積極的に改善するには
どうしたらいいか。
これについては次回お話します。