今日は、樹状細胞治療の投与法とプロトコールについてです。
樹状細胞治療の投与法については、
①皮内注射
②皮下注射
③腫瘍内局所注射
④点滴
⑤胸腔・腹腔内注入
⑥動脈注射
⑦リンパ節内注入
などがあります。
①が最も一般的です。というのは、皮内はもともと樹状細胞が比較的多く存在する場所で、
免疫反応が連鎖的に広がります。少量の分子標的樹状細胞で効果が出やすいのです。
次は、樹状細胞治療のプロトコールについてです。
樹状細胞治療は活性化NK細胞療法と併用するほうが効果的で、この2つをあわせて、
免疫細胞療法といいます。
状態が良い場合には、免疫細胞療法単独なら、1~2週間に1回、
化学療法・放射線療法と併用なら、1~4週間に1回おこないます。
状態が悪い場合には、免疫細胞療法単独なら、週1回以上、
化学療法・放射線療法と併用なら1~2週間に1回おこないます。
次回は樹状細胞療法と高濃度ビタミンC点滴療法の併用のメリットについてお話します。