今日は「樹状細胞療法」についてもう少し細かくお話します。
個別化医療ですので、個別に、自分と、「敵(ガン)」の状態や特徴を評価する必要があります。
(1)免疫解析
(2)酸化・抗酸化検査
(3)分子標的情報とペプチド選定
(4)HLA
の4つが評価項目です。
(1)は患者様自身の免疫力や、ガン自体が出すさまざまな免疫抑制因子などを解析します。
もう少し具体的に言うと、免疫細胞活性、免疫バランス、善玉免疫サイトカイン、悪玉免疫サイトカイン、
ガンの栄養血管の評価検査などです。
(2)は樹状細胞機能の質を評価します。
樹状細胞には「酸化型」と、「還元型」があります。
酸化型は“悪い樹状細胞”、還元型は“良い樹状細胞”です。
酸化型は効力がなく、ガンの増殖能を高めてしまうことさえあります。
次回は上記の(3)、(4)について説明していきます。
少しむずかしくなったかもしれませんが、ご質問等あれば、お問い合わせください。